木のぬくもりを感じる手刻みの家づくりがモットー

現場の進捗状況

美浜町和田Y様邸⑱

   
ホールの土間部分が仕上がりました。
黒のカラークリートですが
炭モルタルほどは、マットな感じ?には仕上がらないと聞いていたのですが
なかなかいい感じの仕上がりだと思います。

  
左官の壁仕上げが始まりました。珪藻土や火山灰など最近は様々な仕上げ材が有りますが、やはりこの家が建った当初こうであったに違いないと言う確信から、
漆喰仕上げを選択することになりました。ここは職人も腕の見せどころ!
後ろ姿が楽しそにみえます。


美浜町和田Y様邸⑰

    
土間打ちに先立って、左官の壁の下地作りが始まりました。長年の間に何度か壁の塗り直しが行われていて現況は綿壁が塗って有りましたが、重ね塗りを繰り返して来た為か下地から浮き上がってしまっていた為に表面の仕上げだけ剥がす予定が、土壁のところまで剥がれてしまった為、大直しから下地をやり直していきます。


左官の大直しも概ねできてきました。
一度良く乾燥させて、仕上げにかかります。
   
下地壁の乾燥を待つ間に、店舗ホール部分の生コン打ち工事が行われました、この部分は、たたき風の仕上げにしたいところでしたが、費用がかさむため
カラークリート仕上げになります。

美浜町和田Y様邸⑯

   
ご主人は力仕事、奥様はベンガラ塗りやペンキ塗りと、自分達に出来る事はと言って、子育て 仕事の合間に奮闘してくださっています。


奥様のペンキ塗りがひと段落した隙に洗面台を作りました。
この檜の天板は、店舗部の入れ替えた丸太梁の切れ端を板に引いた物を使っています。

    
建物の裏の壁もベンガラ塗りの杉板を貼りました。
トタン板が貼って有りましたが、やはりこの方がこの家に似合っていい感じです。

    
足場をお貸しして、正面の軒裏もベンガラ塗りに。
足場作業は男の出番でご主人の奮闘により美しく、趣きあっていい感じです。

美浜町和田Y様邸⑮


 
押入れの天井と壁を修繕しました。天井は劣化が酷く土が落ちて来る状況でしたので新しい杉板を貼り変えましたが、壁は元の板を洗いをかけて再利用しています。板張りの裏には土壁が有り昔の家の押入れはとっても調湿性が高く考えられています。

   
雨戸をしまっておく戸袋も劣化が酷く修繕して行きます。

    
戸袋内の敷居と床板は水グサリに強い南洋材に変えました。トラックの荷台などにも使われています。鏡板は杉板の赤身(芯材)を使いました。
アルミサッシに変える方向にいきがちですが、ここまで傷むのに100年以上の年月が経ち、修繕して更に使える事を考えると昔の人の知恵に頭が下がります。

   
いよいよ店舗の土間を打てるところまで工事も進み、施主様と一緒に土間の下地を作っています。ここから仕上げは左官さんにおまかせです。

美浜町和田Y様邸⑭

  
縁側の元々の状態です。

 
先ず水洗いで長年の汚れを落とします。


 
水洗いの後良く乾燥させています。

 
アク抜きをする薬品(木材専用のハイターの様な物です)で紫外線による変色を取った状態です。

  
施主様ご自身の手でベンガラを塗り直しています。

  
良く乾燥させてミツロウワックスで仕上げた状態です。
この縁側には、地松の正目の縁甲板が使われていて、今はとても希少な物ですから、古民家らしい風味を残して綺麗に再生できて一安心です。



美浜町和田Y様邸⑬


垂れ壁の下にカウンターを作っています。

  
  
  
カウンターもベンガラを塗り分けてミツロウワックスで仕上げ
昔のちゃぶ台風の仕上げです。


畳間の下地です。石場建の家の床下の構造は柱の脚元に差さる
(地引)
地引から地引に掛かる
(大引)
柱の脚元をつなぐ(根がらみ貫)
床板の下地になる(根太)
写真は
大引のたわみを支える(束)
と言う部材です。万が一の想定外の浸水に備えてコンクリート製の束石を採用しています。


美浜町和田Y様邸⑫

  

縁側の下の板をはずし、全面にステンレス製防虫網を貼り、
孔子にして、床下の風通しをよくし、
見た目もスッキリさせるのが狙いです。

   

店舗部の壁もベンガラ塗りの杉板と漆喰壁で仕上げ風合いを大事に仕上げていきます。

 

元々あった式台や敷居は使える限り再利用しますので、
そのまま使うことができない物は、大工小屋に持ち帰り加工を加えていきます。

美浜町和田Y様邸⑪

  

調理場の流し台の位置に差し支える柱を抜きとっています

 

柱を抜き取った分の重量を支えるのに充分な大きな梁でささえました、

  

店舗の調理場とホールとの境目に地松の梁と元々あったランマで垂れ壁を作りました。最近はマツの木は山から出さなくなったので探すのにとても苦労しました。

美浜町和田Y様邸⑩

 

店舗部に使う建具は元々あった物を再利用します。施主様家族の手で化粧直ししてる様子です。ほとんどの建具は再利用します。
かしの木の車が付いた味の有る見事な物です

美浜町和田Y様邸⑨

 

トイレ・浴室の屋根の防水が経年劣化により雨漏りをしていましたので、
勾配の有る板金屋根をかける事にしました。写真は元のコンクリート防水屋根の状態です。



ガルバリュウムの板金屋根を掛けて、古民家の風合いを邪魔しないように、ベンガラ塗りの杉板で垂れ壁をつけて馴染ませました。


美浜町和田Y様邸⑧

  

住居スペースがほぼ完成しました。
調湿機能を持つ和紙の壁、杉の無垢板を使用していますので、
この部屋に入ると湿度が低く感じます。
キッチンも木の温かみを感じる木製に仕上がりました。

美浜町和田Y様邸⑦

住居スペースが仕上がってきました。
  

開放感のある大きな窓にキッチンスペース、収納用のロフトを設けました。



壁や天井には石膏ボードを貼っており、この上に和紙を貼ります。
石膏ボードは湿気を良く吸い、和紙は通気性がよく調湿機能を持ちますので、
梅雨時期の湿気を抑えることができます。

 
キッチン台も木製で、木の温かみを感じることができます。



床は杉の無垢板を仕様。素足でも温かみを感じることができ、また壁と同様、調湿機能を持ちます。



ロフト部分です。梯子を設置して上り下りできるようにし、収納として使用されます。

美浜町和田Y様邸⑥



カフェスペースがひと段落したので、隣の住居スペースに取りかかっていきます。

  

住居スペースの以前の状態です。部屋の4分の1を間仕切りし、スペースを設けています。

  

リフォームでは開放感のある住居スペースにするため、間仕切りを外し、大きな一つの部屋にします。
また2つの窓と勝手口があった壁は、中央に一つの大きな窓を設けます。

  

天井も取り除き吹き抜けにします。開放感が出るとともに、古民家らしい梁を見せています。
間仕切りを外した分、落ちた強度を補強するために柱を設けます。
部屋の半分程度をロフトとし、収納スペースも作っていきます。

  

断熱材には通気性がよく環境にやさしいパーフェクトバリアを仕様しています。
床には椋木パネルを使用し、この上に張る仕上げ木材にも椋木を使用します。

美浜町和田Y様邸⑤




梁の取り外しが完了しました。
カフェスペースとなる場所の為、梁の中央を支えていた柱も外しています。

  

柱がなくなった分、弱くなった強度を確保するため、以前より大きな梁を用意します。
新たな梁を設置するため周辺の木材の形を調整しています。

  

取り付けが完了した新たな梁です。
古民家カフェにマッチした弁柄色(べんがらいろ)で、迫力ある仕上がりとなりました。


美浜町和田Y様邸④




家の中央に架かるりき天井の、りき梁を支えている大黒柱に架かる大きな梁が、白蟻被害で使えない状態でした。

   

白蟻被害の梁の交換用の梁です。本口で直径600ミリ余りの桧丸太にツラ付けをして、チョンナで甘皮を剥いで、乾燥させている様子です。
大きな梁を使うのは、小屋組やすばる壁、屋根瓦の重量を多く担う丑木と言う日本建築の小屋組で、一番大きな梁を支えている部分の梁が白蟻に食われていたからと、店舗部分の中央に当たる柱を抜いて大きな空間を作り、かつ元々の状態より強く小屋組を支える為です。

   

梁の乾燥もほどよく進みましたので、採寸した墨付けをして刻み加工している様子です。

  

140年余り頑張っていた梁をいよいよ解体している様子です。
こんな時はこの家を建てた棟梁、職方、その時代の人のことを思ったり、切って取り外す木の年輪を見て何年前に生まれた木なんだろうとか、昔の職人さんのした仕口に感心してしまったりで、なんとも言えない感じがします。


美浜町和田Y様邸③

レベル調査の結果、家屋全体を300㍉上げる事になり、坂井家起こしさんによる、家起こしが行われました。

  
  
家の持ち上げが終わり、鉄筋コンクリート構造のベタ基礎建物がのった状態です。
柱脚元にはステンレス製のズレ止めのアンカーが仕込まれました。

美浜町和田Y様邸②


  
小屋裏を調査しました。
多少雨漏りによる腐食個所がありましたが、しっかりとした日本建築の小屋組は健在でした。

 

家の中央に架かるりき天井の、りき梁を支えている大黒柱に架かる大きな梁が、白蟻被害で使えない状態でした。



水害で浸水する土地の為、家屋のレベル調整だけで無く、建物全体を向かいの堤防より高くする必要があり、坂井家起こしさんによる調査が行われました。

美浜町和田Y様邸①

 

築140年というY様宅の古民家をリフォームし、住居とカフェスペースを作っていきます。


  

  
   

写真は改装前の家屋内外の様子です



床下は昔のまま基礎の無い、石場建ての状態です

井戸の屋根

      

井戸の屋根をつくりました。
リフォームをしてくださったお客様へのプレゼントです。
 
   

K様トイレ改装工事

   
   
2018年6月 トイレリフォーム

  

既存トイレ                         リフォーム後

既存トイレ壁のタイルにひびが入ってきたので壁にゆがみが生じてきたので修復したいとのご要望でした。
床・壁に木板を貼るスタイルをご提案しました。
お客様も納得して下さり、トイレ全体のリフォームとなりました。
タイルを貼りかえるより木板をおすすめしたのには理由があります。
お手洗いに関しては、タイルは防水性はありますが吸湿性に欠ける為、ただでさえジメっとしがちなトイレがよけいにジメジメしてカビや菌が増える可能性が
あるからです。

カビや菌が増すとにおいも発生しやすくなります。
そこで、木のなかでも吸湿性の高い杉を使いました。
さらに、ビニールクロスも気密性が高いため、既存の土壁部分には和紙クロスを貼り、より吸湿性を高めました。
気持ちよく、そしてすがすがしく使って頂けたら幸いです。
 
       
天井も杉板に貼り替えました。  
   

 
既存のI字型の手すりをL字型に変形して取り付けました。
既存のI字型手すりを切断し、使い勝手の良いようにL字型に形を変えました。
この方法だと、切った部分をくっつけるジョイント部の部品だけで変形できるので、ローコストなのです。

K邸新築工事


2018年3月24日 竣工しました